坐骨神経痛・脊柱管狭窄症に整体は効く?現役整体師が施術の流れとその理由を徹底解説

健康

まずはじめに

こんにちは😄
現役整体師の片山です🙋🏻‍♂️

今回は、「坐骨神経痛・脊柱管狭窄症,腰椎椎間板ヘルニア,梨状筋症候群に整体は効く?現役整体師が施術の流れとその理由を徹底解説」これを書いていこうと思います🫡

なぜこれを書こうと思ったのかというと、ここ最近自分の整体院で「座っている時にお尻が痛い」「歩き始めるとお尻や太ももが痛い」「整形外科に行ってレントゲンを撮ってもらったら坐骨神経痛と言われた」といった方たちが多く来られて、自分の整体施術で何ができるのか、本当に整体でよくなるのか、病院で言われたことは本当なのか、一度まとめて見ようと思ったからです🤔

病院で診断されているのに、整体は有効なのかどうかの結論からいうと
「症状によるが、整体施術有効な場合もある」
ですね😅

すごーい曖昧な結論になってしまいましたが、それには色々順番に説明をしていかないといけません。少々長くなってしまいますが、なるべく簡単に説明していきますのでも、もしお時間がありましたら最後まで読んでくださると嬉しいです☺️

坐骨神経痛と脊柱管狭窄症,腰椎椎間板ヘルニア,梨状筋症候群の違いについて

坐骨神経痛とは何か?

【 坐骨神経痛 】とは、病気の名前ではなく、お尻〜足にかけて出てくる”痛み”しびれ”症状の総称をいいます
実は、【坐骨神経痛)って、病気の名前ではないんです

主な症状としましては、腰から足にかけての痛みやしびれが出てきます。この症状の主な原因は、腰椎(腰のあたりの背骨)の神経が圧迫されることで、具体的には腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が関与することが多いです

脊柱管狭窄症とは?

漢字の通り、脊椎内(背骨)の神経が通る道が狭くなる(狭窄)ことで神経を圧迫して、起こる病気のことです。これが進行すると、坐骨神経痛と同様の痛みやしびれが足や臀部現れます。特に高齢者に多く見られることが多いです

「後ろにそると痛い」
「5〜10分ほどしか歩けない(間欠性跛行)」

といった特徴があります

腰椎椎間板ヘルニアとは?

これに関しては、腰椎の椎間板が潰れて神経を圧迫して起こる症状のことをいいます

「前屈すると痛い」
「足に力が入りにくい」

といった特徴があります

梨状筋症候群とは?

梨状筋症候群とは、「梨状筋」といわれるお尻の筋肉がなんらかの原因で固くなり、その下の坐骨神経を圧迫することで起こる症状のことをいいます

「座っているとお尻が痛い」
「足をついた時にお尻が痛い」

といった特徴があります

3つの関係性と症状の違い

「どこが痛いのか」
「どこがしびれるのか」
「感覚の異常はあるのか」
「力が入りにくいのはあるのか」
「どうすると症状がひどくなるのか(楽になるのか)」

といった具合に、一概に「しびれている」「足やお尻が痛い」といってもまずは正しく見極める必要があります。全く違う症状なのに、効果がないところに施術を行っても意味がありません
そのため、正確な診断と適切な治療が必要です。整体は、これらの症状を軽減するための選択肢の一つであり、特に薬や手術に頼りたくない施術を求める人にとって魅力的な方法となります

又、単純下半身の筋肉が固くなり血流が悪くなることでも、「しびれたり」「痛み」が出る場合もあります

病院と整体の施術アプローチの違い

病院での診断と一般的な治療法

主な診断内容としては、「レントゲン」「MRI検査」ですね

よくある最悪な病院は、「触診」「徒手検査」もせずに、「レントゲン検査のみ」行うところですね
まず、「レントゲン」では、骨しか映らないので「狭窄症(脊椎)」「ヘルニア(椎間板)」「梨状筋(筋肉)」の状態は一切わかりません。

そのうえで、「足やお尻の感覚が正しくあるのか=ヘルニアの可能性」「足の指や足首に力は入るのか=ヘルニアの可能性」の「お尻の筋肉を伸ばして痛いかどうか=梨状筋症候群の可能性」「腱反射=ヘルニアの可能性」等の「徒手検査」も行っていないのに、何がわかるのか?

レントゲンだけ撮って、患者の体を触りもしない整形外科医者は、ちゃんと診断できていない可能性があります🚨

私のところに来られる患者様でも、病院で坐骨神経痛と言われ実際に診させていただくと、全然別の原因だった、なんてことはざらにあります⚠️
一つだけ受診してもご自身が納得できない場合は、セカンドオピニオンも検討したり、ちゃんとした知識・経験を持っている整体院を受診することをおすすめします💪

整体での施術内容

基本的には、「筋肉」「股関節」「背骨(胸椎がメイン)」に対して施術を行います

勘違いさせないように言っておかないといけないことは、「圧迫している部分=神経の箇所」に対しては施術を行いません
むしろひどくなる場合もありますので、基本的には神経圧迫の部分には施術を行いません
※梨状筋症候群は別ですが。

たとえば、脊柱菅狭窄症の場合だと、「胸椎」と「股関節(主に伸展)」の動きが悪くなることで「腰椎」に負荷がかかり、神経の圧迫がひどくなり症状がひどくなると考えています
ですので、「胸椎」「股関節」の動きをつけることで、「腰椎」に負荷がかかりにくくなるので、症状が減っていく場合があると、考えています

「筋肉」

・お尻の筋肉
・太もも(裏、表、内側、外側)
・ふくらはぎ
・足の裏甲
・股関節の中(腸腰筋)
・背中
・胸

こういった、様々な広範囲にわたって施術を行い、体を使いやすくする=神経の圧迫部分への負荷を減らすというふうに行っていきます

「股関節」

股関節の、「伸展(後ろに伸ばす)」「屈曲(前に曲げる)」という動きが悪くなることで、「背骨=腰椎」に負荷がかかりやすくなり、結果的に神経的な圧迫を起こす場合があると考えています

ですので、整体施術で股関節の「伸展」「屈曲」の動きをつけていきます

「背骨(主に胸椎)」

胸椎(背中の上の方の背骨)の動きが悪くなることで、腰椎に負荷がかかり、神経的な圧迫がひどくなると考えています。

なぜ整体が有効なのか?

神経的な圧迫が軽い場合は、「筋肉」「股関節」「背骨」の動きをつけることで、かなり体が使いやすくなります。そうすることで、時間はかかってしまいますが、神経的な圧迫が徐々に減っていき楽になっていく場合もあります

もちろん整体施術は、万能ではありません

ここ最近私の患者様で、腰椎椎間板ヘルニアと診断されてから手術を行い、その後症状再発し、脊柱菅狭窄症と診断されてから、整体施術を繰り返し行いましたが症状良くならないので、手術に再度のぞんだ方もおられます
大事なのは、ただしく検査をされて適切な施術を行えるかどうかです

もし、手術をしたくない、飲み薬に頼りたくないといった方は、一度整体院を受診してみると良いかもしれませんね🫡

整体での治療の流れ

初回カウンセリングと検査

患者の症状や生活習慣、既往歴などを詳しく聞き取り、身体の状態を確認します。これにより、どの部位に問題があり、どのような施術が最適かを判断します

とくに重要な検査は
「筋力低下の確認」
「腱反射の確認」
「皮膚感覚異常の有無」

といった、下記の検査になります

整体院では、「レントゲン」「MRI」の検査は行えませんので、こういった「徒手検査」が非常に重要と考えています

この他にも、股関節の動きを診たり、筋肉の固さを触診で確かめたりと様々な検査を行います
そのういった正しい手順を踏んだうえで、適切な施術を行います

具体的な施術のステップ

「筋肉のリリース」
「股関節の可動域向上」
「背骨(主に胸椎)の可動域向上」
を、必要だと判断した箇所に行っていきます

通院頻度と治療期間の目安

症状によっても違うと思いますが、症状が強い場合は「週に1〜2回」は必要と考えます
治療の期間に関しては、名言できませんね
人によって、数ヶ月かかる場合もあれば、早いと数週間でよくなる方も多いです。

神経の修復スピードは、筋肉の数倍も遅いと言われていますので、本当に時間がかかる場合が多いです

又、最初にも書きましたが神経症状は本当に人によって症状の強さがまったくことなります
ひどいと手術しないと治らない場合もありますし、軽い症状だと整体とよくなる場合もあります。本当に人それぞれなんです。

坐骨神経痛と脊柱管狭窄症,腰椎椎間板ヘルニア,梨状筋症候群への整体施術の効果

症状の改善事例

①病院で脊柱菅狭窄症と診断された60代男性

趣味の、運動を行う際に腰とお尻に痛みがでておられ、ご来院の際に検査を行うと、後ろにそる時に腰やお尻に痛みが出るのが確認できました。神経や感覚・筋力の確認を行ったところ、「脊柱菅狭窄症」の疑いがあったため、念の為MRI検査を行える、信頼のできる提携整形外科様を紹介
しっかりと脊柱菅狭窄が認められて、保存療法(手術以外の施術)でも良くならなければ、手術も検討しないといけないといわれていました。

この方は、「股関節の固さ」「胸椎の固さ」「お尻の筋肉の弱さ」があったので、そちらに対して2ヶ月ほど繰り返し施術を行うことで、運動中の痛み、後ろにそるときのお痛みが軽減してくださりました。
今ではひどくならないようにメンテナンス施術を行っております

患者の声や実際の体験談

②座ってられないぐらお尻の痛みが激強な30代男性

通勤に来るまで1時間半、お仕事はデスクワークで一日座りっぱなしのサラリーマンの方でした。30分も座っていると、お尻〜足に痛みが強く出てくるとのご相談でした。
色々検査を行っていくと、お尻の筋肉が固くなっておこる「梨状筋症候群」の疑いが強かったので、3ヶ月ほど繰り返し施術を行うことで今ではすっかり症状もなくなってくださったので、一旦卒後していただきました。

再発防止のために、セルフケアのストレッチとマッサージをしっかりと指導させて頂きました💪

患者の声や実際の体験談

自宅でできるセルフケアと注意点

自宅でできるストレッチやエクササイズ

◎腸腰筋ストレッチ

股関節の伸展に大きく関係してくる筋肉になります🫡
※腰がそると痛みが出る場合があるので、無理せずに行いましょう

詳しくは、私のインスタグラムからもっといろいろな種類のストレッチがありますので、下のバナーリンクから飛んでみてください🦅

日常生活で気をつけるべきポイント

「無理をしない」
「疲れをためない」
「定期メンテナンスをする」
「運動をする」
「セルフケア、ストレッチを毎日行う」

色々いうときりがありませんが、今すぐできることっていうとこんな感じですかね🤔
とくに、重い荷物を持つ仕事をする方は毎日のケア必須ですし、デスクワークで座りっぱなしの方は、筋トレなどの運動がかかせません⚠️

整体とセルフケアの組み合わせで効果を最大化する方法

特に声を大にして言いたいのは、「信頼できる整体院で、定期メンテナンスを受ける」ですね

私も患者様に逐一お伝えしていることですが、今どこの筋肉が固くなっているのか、どこの関節・骨の動きが悪いのか、正しく認識してそのうえでどんな施術が効果的なのか、どんなセルフケアが必要なのか、どんな筋トレが必要なのかをお伝えしています。

一般の方は、自分の症状がどんな状態かなかなかわかりません。
どこに何をすればよいのかわからないと、人間行動できません

そうなると結局放置してしまい、気付いたときにはひどくなっています
そうならないために、症状が軽いうちから信頼できる専門家に相談することをおすすめします

まとめ

結局のところ、まとめると

手術や薬が嫌なら、一度整体を受けてみるのもあり

ということです💪
そのうえで、正しい知識をわかったうえで、手術を選択するのもありでしょうし、整体で定期メンテナンスをしていくもありだと思います。
個人的に一番だめだと思うのは、正しい知識を得ずに金儲けしか考えていない、整体院を受診し続けるですね。
ご自身の体のことなので、今の自分の身体のことをしっかりとわかった上で選択することが良いと思います

まずは
「痛みを我慢せずに専門家に相談すること」
「痛みが強い場合は休んでみる」

我慢しても良くならない痛みは、専門家に相談するべきと考えます
まずは、自分の身体の状態を正しく認識しましょう

ここまで読んでくださりありがとうございました!
次回もまたよろしくお願いします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました